公益財団法人 大原記念労働科学研究所
公益財団法人
大原記念労働科学研究所
The Ohara Memorial Institute for
Science of Labour

国際協力センター

センターの概要

私たちは先進工業国・開発途上国の垣根を越えて、安全で健康に働くことのできる職場つくりを支援します。互いの経験や知識を活かした双方向の国際協力を進めます。中国における安全の取り組みに力をいれ、東アジア地域における安全文化の醸成に貢献します。
国際協力センターでは海外進出企業・業種団体の安全衛生担当部局/行 政機関・国際機関・労働組合/大学・研究機関・学術団体などとのネットワークつくりを進め,労働科学研究所による研究成果の社会への還元を行っています。また、海外に事業展開している企業など維持会員の皆様への助言を行います。

研究者

研究・教育活動

参加型職場改善研修ツールの開発と実践

各国における共同調査研究と産業保健および人間工学領域における研究成果をもとに、途上国の現地プロジェクト、研修事業へぼ技術支援を行っています。

  • ベトナム・メコンデルタ地域における環境・労働・生活改善プログラムへの支援とその多角的応用
  • 同地域における国際研修プログラムの企画・運営、産業保健・人間工学領域における専門職研修事業への支援
  • 中小企業・医療職場の改善活動推進のための技術支援と研修事業への協力
  • 国際人間工学連合(IEA)および人類働態学会共同による医療労働における人間工学チェックポイント集の開発への参画と編集協力 など

研究協力機関:マヒドン大学公衆衛生学部およびタマサート大学公衆衛生学部(タイ)、カント医科大学およびカント大学医学部とカント市教育局(ベトナム)、国際人間工学連合(IEA)など。

安全教育に関する活動

文部科学省科学研究費(海外基盤研究B)「大規模化学プラントの安全健康確保対策構築に関する日中共同開発(研究代表者小木和孝)H19-H21」を受けて、安全衛生に関する海外技術支援に関し我が国での経験をふまえて、安全で健康に働くことのできる職場つくりを支援して、互いの経験や知識を活かした双方向の国際協力を進めることを目的にしています。

本研究では、特に、地域等における安全の取り組みに力をいれ、中国の上海応用技術学院、常州大学と共同で企業管理職を対象とした安全教育プログラムを実施して、これらの実践的研究を通じて東アジア地域における安全文化の醸成を学術的視点から検討しております。

なお、この安全文化の醸成に関する過去実績としては、原子力発電所管理者のヒューマンファクターと安全文化に関わる教育を、中国、ベトナム、ロシア、ウクライナ、アルメニア、チェコ、スロバキアなどを対象として実施しております。

中国との国際協力活動の詳細はこちら

海外産業人材育成協会への技術支援

海外産業人材育成協会(HIDA)によるアジア地域経営者団体を対象にした安全衛生研修事業への技術協力、現地研修への技術支援を行っています。

中央労働災害防止協会への技術支援

中央労働災害防止協会(JISHA)による国際安全衛生研修事業への技術協力を行っています。