自治労神奈川県本部でハラスメントに関する講演を行いました。
自治労神奈川県本部の一般現業集会に講師として登壇しました。
講演では、心理学の実験結果などを紹介しつつ、誰もがハラスメントの行為者になる可能性があること、また、ハラスメントは、加害者と被害者の関係にだけ注目するのではなく、傍観者、二次加害者、組織の対応などがシステマティックに影響し合って発生する、組織的な問題であることを解説しました。
講演後は、グループワークにも参加させていただき、普段の切実な困り事について聞かせてもらいました。
身近な被害経験、そして自身が加害者にならないためのコミュニケーションについて、参加者の皆さんが日々模索しながら取り組まれていることがとても良く理解でき、勉強になりました。
労研で重視していることは、研究主体ではなく、あくまで働く人を中心に考えて行くことです。
ハラスメントを取り巻くさまざまな課題について、今後も支援・研究を続けていきたいと思います。
2024年11月
研究員 西村春輝
大原記念労働科学研究所では、企業・団体の委託のもと、
ハラスメントをはじめとした組織的な課題や組織文化について調査を行なっております。
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