公益財団法人 大原記念労働科学研究所
公益財団法人
大原記念労働科学研究所
The Ohara Memorial Institute for
Science of Labour

産業保健研究グループ

知的障がい者の就労支援に関する調査研究
知的障がい者と共に働く職場のための職場環境づくり

大原記念労働科学研究所では知的障がい(以下障がい)を持つ従業員がやりがいをもって働き、企業全体に利益をもたらす就労支援のあり方を見出し、実現することを目的に調査を進めています。
 

【研究・調査内容】

① 知的障がい者とともに働く職場の安全衛生の特徴・安全衛生活動の進め方に関する調査

就労支援について先進的な取り組みを行う職場の良好事例、現場の作業観察やヒアリング調査等を通じ、障がいを持つ従業員と共に働く職場の安全・衛生上の特徴、就労支援に関する職場の具体的な取り組みを整理しました。

 

② 知的障がい者とともに働く職場のための職場環境づくりマニュアル・プログラムの開発

研究成果を職場にいかしていただくため、職場においてバランスよく包括的に取り組めるマニュアルを作成しました。マニュアルと併せて、大原記念労働科学研究所で開発された、参加型職場環境改善の手法を用い、職場が主体になり就労支援対策を検討できるよう、職場づくりプログラムを開発しました。

 

③ 就労支援の継続・発展に関する調査およびネットワーク構築

就労支援に取り組む職場が継続して対策に取り組み、障がいをもつ従業員が職場に定着し、キャリアを構築していくための要件について調査を進めております。併せて、②で開発されたマニュアルを用いて職場環境改善を実施した職場を継続的に調査し、マニュアル・プログラムがもたらした効果を検証しています。さらに、就労支援の継続・発展に重要な役割を果たす、職場同士の横のつながり(ネットワーク構築)の実現を目指し取り組んでいます。

 

【成果物】

知的障がい者とともに働く職場のための職場環境づくりマニュアル

ご希望の方は「お問い合わせフォーム」 までメールにてご連絡ください。
マニュアルをお送りさせていただきます。

*弊所では弊所研究員が支援する、マニュアルを使用した職場環境改善プログラムの研修を実施しています。
 ご興味のある方は「お問い合わせフォーム」までご連絡ください。

 

本プロジェクトはクラレ財団からの支援を受け進めています。