人々が健康で安心して働ける労働環境を目指して97年…

労研の新しい試み ― 虫・鳥・労働科学の目

印刷

労研の新しい試みを二つ紹介します。

一つは既に1月に本コーナーで中間報告について取り上げた、労研にとって初めての中期計画です。

1月から3月まで所内で検討を加え、3月27日の理事会で「ビジョン2021―新生労研の基礎固めー」を決定していただきました(http://www.isl.or.jp/information/plan/workplan.html)。予定を大幅に上回る熱心なご審議をして頂いた理事会のご議論を要約すると、中期計画には労研の目指すもの、取り組みの内容、将来の姿が網羅的に示されているが、大事なことは計画の実行であり、所員が一丸となって進めることが必要ということです。そのため研究所の体制を整備するとともに取り組みの内容、優先順位、担当などを示す行動計画を毎年作成し、工程管理を行うとともに実施状況を定期的にレビューし、理事会にご報告することにしました。

もう一つは維持会サロンの開催です。

維持会総会はこれまで一年に一度開催されてきましたが、率直に言って低調でした。維持会活動の再活性化の一環として維持会総会のあり方を見直し、3月27日に維持会サロンとして開催しました。

フリーアナウンサーの阪田陽子さんが総合司会を買って出てくれ、友情出演してくれました。維持会総会では、維持会の活動報告がありました。総会の後の特別講演は大原謙一郎大原美術館名誉館長(労研顧問)にお願いしていましたが、止むを得ないご事情からご辞退され、急きょ和久井康明労研理事が「大原孫三郎の生涯と社会貢献」と題して講演して下さいました。「大原精神」を顕彰する公益財団法人有隣会代表理事でもある和久井さんは、労研の創設者である大原孫三郎の志と偉業を改めて振り返るとともに、新生労研に対する期待も語っていただきました。参会者にとって示唆に富むお話でした。

続いて交流会に移り、駆けつけて下さった伊藤正明株式会社クラレ代表取締役社長がご挨拶され、働く人の立場に立った経営を説かれました。労研と桜美林学園を結ぶ大原孫三郎の陰徳に触れられた塩谷隆英前労研理事長の乾杯の御発声のあと、約80名の参加者が思い思いに懇親を深めました。歓談中柴田眞利柴田科学株式会社社長(労研評議員)が自社と労研の相互の発展について、大越隆桜美林学園理事(労研理事)が桜美林学園と労研の協力関係について印象深いご挨拶をして下さいました。

大盛況のうちに維持会サロンは終了しましたが、2018年度も維持会サロンは開催いたします。維持会員の皆様のご来場を心よりお待ちしております。

(2018年6月 理事長 濱野 潤)