「労働の科学」最新号
67巻(2012年)
2号目次
特集:もっと職場コミュニケーションを 働く若者たちと出会うとき
俯瞰(ふかん)
杉浦 友紀 [NHK名古屋放送局アナウンサー]:「会社の星」をめざす若手ビジネスマン
水野 基樹[順天堂大学スポーツ健康科学部]:職場のコミュニケーションを考える 組織論の視点から
稲沢 裕子[読売新聞東京本社]:掲示板にみる職場で悩み迷う女性たち
福西 隆夫[日本貨物鉄道株式会社(JR貨物)東海支社]:新入社員から創る安全な職場 労働災害の撲滅を目指して
藤掛 和広[労働科学研究所]:製造業における若年労働者の災害について 2 つの事故事例からの背景要因の検討
中村 義彰[越谷市消防職員協議会]新入職員とともに担う消防業務 民主的な職場風土づくり
産業安全保健エキスパート 見る・活動(13)口絵
伊藤 伸也:株式会社 三菱化学科学技術研究センター
職業ドライバーの安全と健康(1)
作本 貞子:安全を支える健康管理の重要性
被災地から(2)
甲田 茂樹,中村 憲司,篠原 也寸志,鷹屋 光俊,佐々木 毅,菅野 誠一郎:被災地のがれき処理作業に従事する労働者の安全と健康問題
健康影響予測評価(HIA)と企業における活用(2)
永田 智久,藤野 善久,久保 達彦,梶木 繁之,上原 正道,小山 一郎,土肥 誠太郎,森 晃爾:健康影響予測評価のスクリーニング
産業遺産を愉しむ(5)
平井 東幸:産業遺産の学問:産業考古学
海外における〈疲労と睡眠〉研究の現状(1)
久保 智英:フィンランド国立労働衛生研究所への留学を通して
GP 広がる良好実践(12)
吉川 徹,田制 弘:アフリカの診療所・病院における5S-KAIZEN-TQMと参加型職場改善活動の成果
ILOこぼれ話(50・最終回)
川上 剛:アジアの移民労働者と産業安全保健
研究室とつないで(12)
大倉 元宏:成蹊大学理工学部システムデザイン学科 人間工学研究室 使いやすさの追求・立場の弱い人々への支援
メーカーとつないで(12)
井出 弘之:株式会社 重松製作所 呼吸連動形PAPRシンクロシリーズの開発
Books
高谷 幸:日本の外国人留学生・労働者と雇用問題 労働と人材のグローバリゼーションと企業経営課題と対応が明らかに
Information & News
俯瞰(ふかん):「会社の星」をめざす若手ビジネスマン 杉浦 友紀
イマドキの若手ビジネスマンが求めているモノ。それは「コミュニケーション」だと思います。私が司会を担当している「めざせ!会社の星」は、若手ビジネスマン応援バラエティ番組です。彼彼女らが抱えるさまざまな悩みを楽しく解決。シゴトライフを楽しむための仕事術などを紹介しています。番組を担当して2年目ですが、たくさんの若手ビジネスマンに出会ってきました。実は若手ビジネスマンはコミュニケーションしたくてしかたがない、と私は感じています。
たとえば、「飲みニケーション」。「最近の若者は上司の飲みの誘いを断る」なんて嘆きはよく聞きますし、実際私の後輩にも仕事とプライベートは別、ときっぱりと誘いを断る人もいます。しかし以前、スタジオに80人の20代若手会社員を集めて「飲みニケーション賛成か?反対か?」について議論したところ、「職場ではできない話ができる」「自分のやりたいことをアピールできる場」などの賛成意見が続々とでてきたんです。結果、賛成60人、反対20人。番組の予想に反した結果でした。
ただ、その飲み会は有意義な場でなければ参加する意味はない、とも感じていると思います。飲みニケーション反対派からは、「愚痴やお説教を聞かされるのがイヤだ」「飲み会でのふるまいを仕事の評価に直結させるからイヤ」などの意見がでました。はっきり言ってしまえば、忙しい中、質の低い飲み会に我慢してまで時間を割こうとは思わないのです。行ってよかったな、自分のためになったな、という飲み会であれば、きっと参加するでしょう。後ろ向きな話ではなく、今後のビジョンや家族の話などぜひ前向きな話をしてみてください。そして、シゴトはシゴト、飲み会は飲み会。「無礼講」の気持ちをお忘れなく。
インターネットをとおした人脈づくりを積極的にしている若手ビジネスマンもいます。今の時代、どこにいても、誰とでも、つながることができます。Face bookなどのSNSを使いこなし、勉強会や異業種交流会に参加、主催する若手ビジネスマンも番組で紹介しました。インターネットで出会い、共通の話題で盛り上がれば、オフラインで会うことにもためらいを感じていません。どんどん人脈が広がり、自分の知識が豊かになっていくことに、みなさんとても喜びを感じていますし、もっと色んな人と出会いたい!と、人とつながることに実に前向きです。中には、インターネット上で商談が成立、ビジネスにいかしている若者もたくさんいます。インターネットは「悪」として受け取られがちですが、会社や国までも超えてコミュニケーションできる便利なツールです。イマドキのコミュニケーションの方法としておさえておきたいものですし、ビジネスの形ががらりと変わるかもしれません。寛大に受け止めてもいいのではないでしょうか。
世代も生まれ育ってきた環境も違うモノ同士がコミュニケーションすることはたやすいことではありません。世代のギャップを楽しむいきおいで、お互いが歩み寄っていければ、より仕事も人生も素晴らしいものになりそうですよね!
稚拙ながら私の意見を述べさせていただきました。もっと若手ビジネスマンについて知りたければ、ぜひ「めざせ!会社の星」をごらんください!(笑)(すぎうら・ゆき=NHK名古屋放送局アナウンサー 入局6年目)
Eテレ毎週土曜23:55~「めざせ!会社の星」。お笑い芸人のアンジャッシュさんと一緒に司会を担当しています。















