財団法人労働科学研究所ホームページ維持会ワークサイエンスリポート>No.1671-72概要

<ワークサイエンスリポート No.1673-76>

第16回国際夜勤交代勤務シンポジウム抄録意訳集

労働ストレス研究グループ編(労働科学研究所 研究部)

序にかえて

 2003年11月17日〜23日にブラジルのサントス市でフィッシャー教授(Prof. Frida Marina Fischer)を委員長に第16回国際夜勤交代勤務シンポジウムが開催された。本論文集は,シンポジウム抄録集の日本語意訳版である。このシンポジウムは,国際労働衛生学会(ICOH)の夜勤交代勤務科学委員会によって1969年からほぼ2年に1度のペースで開催されており,わが国においても1982年に第6回大会が京都(三浦武夫委員長)で,2001年に第15回大会が葉山(小木和孝委員長)で行われた。
 このシンポジウムのユニークなところは,夜勤交代勤務科学委員会の初代委員長であった故ルーテンフランツ教授(Prof. Joseph Rutenfranz)が,シンポジウム開催に対するいくつかの指針を「ルーテンフランツ・ルール」として示していることである。それは,「都会から離れた鄙びた場所で開催する」,「並行セッションを行なわず単一セッションのみで行う」,「合宿形式で開催し同じ釜の飯を食う」というものである。これらのルールによって,第14回大会(ドイツ)では,2交代勤務に関する研究や,第15回大会(日本)では夜勤時にとる仮眠の効果に関する研究の議論が活性化され,大きな成果を上げてきた。
 次の第17回大会は,ジャンセン博士(Dr. Ben Jansen)を大会長として2005年にアムステルダムで開催される。本論文集の発刊によって,次大会の参加者・発表者が増えるとともに,先進的なわが国の夜勤交代勤務研究の成果が全世界に発信され,夜勤交代勤務研究の一層の発展に繋がれば幸いである。
 なお,本論文集の作成にあたっては,生駒之仁君,佐藤麻衣さん,松元奈緒美さんの協力を得た。記して感謝の意を表したい。

編者代表・労働科学研究所
佐々木 司


本論文集の英語版の入手に関しては, Sao Paulo大学のProf. Frida Marina Fischer(fmfische@usp.br)に,日本で2001年に開催された第15回大会の抄録集に関しては,労働科学研究所の松元俊研究員(s.matsumoto@isl.or.jp)まで電子メールでお問い合わせください。